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超絶ウィルコのギター・スタイル

CALL IT WHAT YOU WANT / WILKO JOHNSON

血戦プレイ

ウィルコ・ジョンソンのギター・スタイルでまず思い浮かぶのは、
聴けば一発でわかるように
その超絶シャープなカッティングでしょう。

ブラック・ボディーに赤いピック・ガードがトレードマークのフェンダー・テレキャスターから
(ちなみにステージ衣装?もブラック&レッド)
弾き出されるそのサウンドは恐るべし切れのよさ。

激しく右手がカッティングされる際に血が飛び散るので、
ピック・ガードを赤く塗ってしまったのだとか。

ちなみに最初のフェンダー・テレキャスターは、
半額をバスの車掌をしたバイト代で、
残り半額をガールフレンド(後に妻となったアイリーン)に
おねだりして買ったのである。

そして、おもしろいのが、
ウィルコ・ジョンソンの利き腕は左である事。

今ではウィルコは普通の右利きのスタイルでギターを弾いているが、
(右利きの場合、左手がフレットを、右手で弦を弾く形)
当初は左利きのスタイルで弾いてみたものの、
うまくいかずに左右を持ち替えたというから、
コロンブスの卵のような発想である。

しかし、普通は左右を逆にしたら、
余計に下手になると思うのだが、
やはり超人は一味違うらしい。

さらにピックで上手く弾けなかったから、
そのまま素手で弾くようになったとのこと。

やはり超人は一味も二味も違うらしい。

さらにさらにウィルコ・ジョンソンの超人的なプレイが
リード・ギターとリズム・ギターが二人で弾いているかのように聴こえる、
独特のシェイク・ハンド・スタイルでしょう。

これはジョニー・キッド&ザ・パイレーツのギターリスト、
ミック・グリーンから継承したテクニックだ。

ウィルコのミック・グリーンからの影響とウンタラについては、以下参照ください。
師匠ミック・グリーン


他にギターを弾き始めた時のフェイヴァリット・アルバムとして、
ローリング・ストーンズのファースト『 THE ROLLING STONES 』がある。

これはドクター・フィールグッドのファースト・シングルのB面《 Route 66 》を聴けば、
それも大納得ですよね。

おいらもギターを弾くのでウィルコ・ジョンソンをコピーして思うのが、
左手のミュートのウマさ、
右手の6本の弦の弾き分けの絶妙さ、
も言っておきたい。

これは実際にギターを弾かないと分かりずらいけれど、
とにかく凄い。

これに不思議なカッティングの間(ま)のタイム感覚が加わって、
あの個性的なサウンド・スタイルとなってます。


ひとつ意外だと思ったのが、
ウィルコが弾くギター・フレーズなんですが、
ほとんど手癖によるアドリブ一発かと思いきや、
事前に決められているのだとか。

レコーディングでも同じ曲のギター・ソロは、
何回も録音しても同じように弾くそうです。(笑)

ウィルコ・ジョンソンの技、その2

ウィルコ・ジョンソンのギターといえば、まずはカッティングがあげられるけれど、
意外やその技は多才だ。

思いつく限りあげてみよう。
(ギター・プレイに関係無いのもあるけど・・・)

・マシンガン・ギター(すべての客を狙い撃つ)
・開脚ジャンプ
・スライド横滑りステップ
・カール・コード弾力前後プレイ(with スパーコ)
・プレイ中のキレた顔と丸くなる口
・プチ・エロ・トーク・ショー(with テレキャス)
・ギター放り投げ・アフター・チョキーング
・ギター背負い弾き
・変なメキシカン・フレーズ


やはり超人は一味も二味どころか、かなり変だ。

ウィルコ・ジョンソンの技、その3

ちなみにウィルコ・ジョンソンはギター意外でも多才だったりする。


・短編小説作成
・詩作成(曲につける詞ではなく)
・味のあるイラスト
  (ドクター・フィールグッドのロゴマークや初期チラシなどはデザインbyウィルコ)
・デジタル・変てこサイケ・アート・グラフィック
・マシンガン・タイピング
・日本のアニメ愛好家(確かキューティー・ハニーのファン)


ホント超人ときたら・・・

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