ドクター・フィールグッド&ウィルコ・ジョンソン by BEAT-NET
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WILKO JOHNSON'S SOLID SENDERS

WILKO JOHNSON'S SOLID SENDERS / WILKO JOHNSON'S SOLID SENDERS

WILKO JOHNSON'S SOLID SENDERS / WILKO JOHNSON'S SOLID SENDERS
電光石火 / ウィルコ・ジョンソン・ソリッド・センダーズ

Original release: 1978
Produced by John Batchelor
Wilko Johnson: Guitar, Vocals
Steve Lewins: Bass, Vocals
John Potter: Keybords, Vocals
Alan Platt: Drums

ウィルコ・ジョンソンはドクター・フィールグッドを離れて、
自身のバンド、ソリッド・センダーズを結成。

結成当初のメンバーは四人。
ギター、そしてヴォーカルもとるウィルコ・ジョンソン。

そしてベースに元カウント・ビショップスのスティーヴ・ルインズ、
キーボードにジョン・ポッター、
ドラムにアラン・プラットだ。

そしてウィルコがドクター・フィールグッドでの
最後のアルバム『 SNEAKIN' SUSPICION 』に収録されていた曲
《 Walking The Edge 》をシングルとして発表。
敵意あるジャブを1発出してきた。

そして1978年、ソリッド・センダーズ名義で唯一となった
オリジナル・フル・アルバムがコレ。

なんてったって邦題「電光石火」。
先のシングルに続きドクター・フィールグッドへの挑戦状的な
火花バチバチの印象である。

内容はウィルコ・ジョンソンのギター&ヴォーカルをメインとしながらも
ワンマン・バンドではなく、
他のメンバーが書いた曲やリード・ヴォーカルも多い。

[2]などカウント・ビショップスでやっていた曲の再演だ。

基本はストレートなロック・ナンバーが中心だけれど、
なかなかヴァラエティに富んだ曲調で、
レゲエ演歌調のウィルコ・ジョンソン代表曲となる[3]、
ちょっとヤバめなアダルト調[5]なども収録。

[9]はスモーキー・ロビンソンのカバーで、
バタバタしたノリですが、なかなかよい。

しかし、ウィルコ・ジョンソン・サウンドというより、
それぞれのメンバーの意向も反映されたような内容なのだ。

いまいち全体としてまとまりが無く
ウィルコひいきのおいらとしては、
[6]みたいに全開でウィルコ色を出してほしかったな。

ドクター・フィールグッドとの大きな違いはキーボードが入っていることか。
リー・ブリローに代わってバトルする相手がジョン・ポッターとなった。
[10]みたいな曲をうまく展開できれば、
ドクター・フィールグッドとはまた違った味がバンドとして出せたかも。

しかし実情はメンバー全員がバトル状態。
メンバーとの仲が悪かったらしく後にウィルコがボロクソ言うジョン・ポッターはクビに。
さらにリズム隊もラッセル・ストラッター、アレックス・ビーンズと
メンバーが交代して活動を続けることになる。

正直アルバムは期待ハズレな内容なのだが、
レコードでは初回分に付属していたEPに収録のライヴ、
こちらがウィルコ色全開で断然に出来がよいのである。

ライヴだと仲の悪さが逆によい緊張感となるのでしょうか。
スピード感あるプレイで一気に突っ走ってくれます。

ドクター・フィールグッド時代の再演2曲[12],[13]をはじめに
他はすべてカバー曲。

このライヴは文句無しにカッコいーです。
CDのボーナス・トラックに付いててよかったぁ。

収録曲目
[1] Blazing Fountains
[2] You're In My Way
[3] Dr. Dupree
[4] Too Bad
[5] First Thing In The Morning
[6] Everybody's Carrying A Gun
[7] Signboard
[8] Keep Both Eyes On The Road
[9] Shop Around
[10] Burning Down
[11] I've Seen The Signs

BONUS TRACKS:
[12] Walking On The Edge
[13] Paradise
[14] All Aboard
[15] Highway 61
[16] Neighbour Neighbour
[17] Rock Me Baby

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